中高年も婚活サイトを利用する時代です
今まで良縁に恵まれてこなかった方、離婚を経験して新たなパートナーを探している方。中高年で婚活を頑張る方の中には、さまざまな人生を送ってきた方がたくさんいます。しかし婚活を行う中高年の方に共通しているのは「将来のパートナーを見つけたい」ということです。
近年は中高年の方も婚活サイトを活用して、積極的に婚活を行っています。
そこで今回は中高年におすすめできる婚活サイトや選び方、中高年の婚活事情などにスポットを当てましたのでご紹介します。
近年は中高年の婚活市場が活発!その理由とは?
「私の年齢で婚活を頑張るなんて言ったら笑われる」という方には朗報ですが、実は近年中高年の婚活市場が活発化しています。その理由は何なのでしょうか?そこでまずは婚活を頑張る中高年の方が増えている理由をまとめましたので解説します。
全体的に晩婚化が進んでいる
まずは以下の表を見てください。
年次 | 平均婚姻年齢(夫婦とも初婚の場合) | 平均婚姻年齢(夫婦とも再婚の場合) |
---|---|---|
平成23年 | 夫30.2歳・妻28.6歳 | 夫45.8歳・妻41.8歳 |
平成24年 | 夫30.3歳・妻28.8歳 | 夫46.0歳・妻42.1歳 |
平成25年 | 夫30.4歳・妻28.9歳 | 夫46.0歳・妻42.2歳 |
平成26年 | 夫30.6歳・妻29.0歳 | 夫46.4歳・妻42.5歳 |
平成27年 | 夫30.7歳・妻29.0歳 | 夫46.5歳・妻42.7歳 |
※参考サイト:厚生労働省「平成28年度 人口動態統計特殊報告 「婚姻に関する統計」の概況」
上のデータは厚生労働省が公表している資料の一部になります。この資料を見てお気づきの方もいると思いますが、初婚、再婚に関わらず平均婚姻年齢が年々高くなっています。つまり現在の日本は「晩婚化」が進んでいるということです。
晩婚化が起きている理由ですが、時代の流れとともに女性の大卒率が高まり、それに比例して女性の所得水準も上昇しました。これにより、女性一人でも経済的に独立が可能になったことが大きく影響しています。それに対して男性は経済状況が厳しいもしくは横ばいという状況が続いています。
つまりひと昔前と比べると男女間の賃金格差がなくなりつつあるということです。したがって女性は必ずしも「結婚最優先」の生き方をする必要もなくなっています。
このような理由からある程度キャリアを積み重ねた中高年の方(特に女性)が遅れて婚活を開始させているという見方ができます。
熟年離婚の増加
1990年後半〜2000代に入って熟年離婚が急増したのをご存じでしょうか?。熟年離婚とは一般的に結婚20年目以降に離婚することを指しています。
厚生労働省の調査によると同居期間20年以上の離婚件数は1990年代前半までは2万件前後で推移していたものの、1990年代後半からは3万件、4万件と一気に増加しているとのこと。
※参考サイト:厚生労働省「人口動態統計 P34同居期間別にみた離婚件数の年次推移−昭和22年〜平成27年−」
熟年離婚の原因、理由は「価値観の違い」「性格の不一致」「子どもが自立したから、この機会に自分のやりたいことをしたい」などさまざまです。そして熟年離婚を経験した方のその後を見ると第二の人生を謳歌するために、再婚を選択する方が増えています。
これは初めから新しいパートナーを見つけるために頑張ったという方もいれば、一人で住んでみたものの協力者がいない環境になじめずに結局再婚を考えるようになったという方もいます。ちなみに平成23年に離婚した40歳〜50歳以上の男女で離婚後5年以内に再婚をした方の割合は以下のとおりです。
離婚時の年齢階級 | 平成23年 (平成23年〜平成27年再婚) |
---|---|
40歳〜44歳 | 夫22.2%・妻14.0% |
45歳〜49歳 | 夫19.4%・妻13.0% |
50歳以上 | 夫16.0%・妻10.8% |
※参考サイト:厚生労働省「平成28年度 人口動態統計特殊報告 「婚姻に関する統計」の概況」
40歳以上で5年以内に再婚をする男性は約1.5割〜2割、女性は1割〜1.5割ほどとなっています。数字だけを見ると決して高いとは言えませんが、最近は入籍を伴わない「事実婚」や住環境を変えない「通い婚」など結婚に対する形態が複数に及んでいます。したがって実際の割合はもう少しだけ高くなるのではないかとみる専門家もいます。
また近年、中高年の婚活サービスが爆発的に普及したことも影響しています。テレビ、雑誌、インターネットなどを見ると、「中高年のための婚活パーティー」「中高年向けの結婚相談所」「中高年向けの婚活サイト」
など、各企業が展開する中高年向けの婚活サービスをよく目にします。これによりパートナーがいない中高年世代の方にも「もしかしたら私も今から頑張ったら結婚できるのかな」という気持ちが芽生えやすくなりました。
中高年世代が婚活サイトを選ぶ時に意識しておきたいポイント
中高年の方(特に男性)の中には「最後のチャンスで後悔したくないから、若い子にも積極的にアタックしようかな」という方もいます。しかし、20代、30代の若年層世代が結婚相手に希望する年齢差は5歳前後であることが多いです。
もちろん中には年齢差など関係ないという男女もいますが、基本的にはきわめて稀なことだと思っておいてください。したがって中高年世代が早い期間で成婚を目指すのであれば、基本同年代、同世代の異性にアプローチを行う必要があります。これは全世代に共通する大切なポイントとなりますので、常に意識しておきましょう。
これにより、各婚活サイトの利用者の年齢層なども把握することが可能となります。また複数登録のメリットはこれだけではありません。複数サイトへ登録することで、より多くの異性にアプローチをかけることができるようになります。
特に中高年の婚活は年齢的にも「スピードが命」となります。そのため、中高年の方は積極的に婚活サイトの掛け持ちを行うようにしましょう。費用に関する心配をする方もいますが、婚活サイトは結婚相談所と比較すると非常にリーズナブルな料金になっています。
結婚相談所は仲人が婚活をサポートしてくれるなど魅力的な面もありますが、入会費、月会費、成婚料などさまざまな費用が発生します。各結婚相談所で料金に開きはあるものの相場は20万円〜40万円前後ともいわれています。そのため、経済的な事情で結婚相談所を利用できない中高年世代の方も多くいます。
一方の婚活サイトはこちらも料金は各社で異なるものの、基本的には月額料金が3,000円〜4,000円ほどかかるのみです。婚活サイトの魅力の一つは、このように掛け持ちもしやすい料金設定になっていることです。早期の成婚を目指すためにも積極的に複数サイトを利用するようにしましょう。
- 会員数が多い
- 運営歴が長い
- 知名度が高い企業が運営している
- 年齢確認、サクラ、業者対策がしっかりしている
婚活サイトの中には女性のみ無料で利用できるところも多くあります。基本的に異性の方とメッセージでやり取りするには料金を支払う必要がありますが、このような女性無料の婚活サイトであれば、経済的に厳しい女性も気軽に利用することができます。
このような中高年を支援する婚活サイトはやはりユーザーも使いやすいですし、評判を聞いた同世代の方が新たに登録してきます。早期の成婚を目指すためにも、中高年優遇サービスを展開している婚活サイトは積極的に利用していきましょう。
中高年の利用者が多い婚活サイトはココ!
上で取り上げた中高年の婚活サイトの選び方を参考にした上で、実際に中高年の方におすすめしたい婚活サイトを4社まとめましたので解説します。


エキサイト婚活 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() |
2018年4月16日現在で累計26万人以上の会員数を誇るのが、こちらのエキサイト婚活です。男性約12万人、女性約14万人と男女比率のバランスもとれているのが魅力的です。エキサイト婚活も30代〜50代の会員が中心となっている婚活サイトです。
エキサイト婚活は運営開始から14年と婚活サイトの中では老舗の部類に属します。また公的書類による本人確認審査、24時間365日のパトロール体制、適切な個人情報保護体制が整っていることを証明するPマークの取得、専用セキュリティルームでの個人情報管理など、徹底した運営体制を敷いているのが魅力的です。
その他、エキサイト婚活ではプロフィール情報を細かく入力できるシステムが用意されています。これにより、価値観が合うか否か?相性が合うか否か?などの心配や疑問を解消することも可能です。細かい部分まで徹底している婚活サイトのため「失敗したくない!」という気持ちが特に強い中高年の方にはおすすめです。
|

華の会メール Bridal | |||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() |
※女性は完全無料にて利用可能
通常の婚活サイトと違って登録料金、月額料金、年会費などが発生しない、華の会メール Bridal。創業21年の華の会グループがプロデュースする中高年を支援する婚活サイトです。累計会員数20万人とこちらも会員数の多さは問題なしです。
華の会メール Bridalは女性が完全無料で利用できる婚活サイトです。また男性は月額料金を支払う代わりに、ポイントを使って女性とやり取りをしていくことになります。ちなみに華の会メール Bridalは35歳以上の会員で85%を占めています。
出会い系サイトのようにポイントを使って婚活を行うため、安全性に疑問を持たれる方もいますが、こちらのサイトでも電話番号認証と本人確認の公的書類が必要となります。したがって基本的な業者対策はできている婚活サイトと言えます。中高年向けの婚活サイトですが、男女比率が7:3なので、この点が気になる男性は別のサイトと併用することも検討しておきましょう。
|

マッチドットコム | |||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() |
日本国内だけでも250万を超える人が登録しているマッチ・ドットコム。世界最大級の婚活サイトとしておなじみであり、その圧倒的な会員の多さから出会えるという口コミも多いのが特徴です。
男女比率も55%:45%とバランスがとれており、男性、女性ともに満足な婚活を行うことが可能です。ちなみにマッチ・ドットコムではAIによる行動学習を取り入れており、好みの異性、理想の相手を自動的に紹介してくれます。
この機能があることでユーザーは自身で検索を行う時間を短縮できるため、毎日の仕事や生活が忙しいという方にもおすすめです。本格的に利用するには月額料金を支払う必要がありますが、会員のプロフィール写真などは無料会員登録でも閲覧することができます。
|
中高年の婚活を成功させるコツ
前述のように婚活サイトを正しく利用することで、その後素敵な異性と実際にお会いする機会にも恵まれると思います。この実際に2人で会うシーンにおいても、意識しておきたいポイントは複数あります。その中で特に大切なのが「身だしなみ」「年齢、外見の話は控える」ことです。
まず身だしなみはたとえ中高年世代と呼ばれるようになっても大切なことです。特に人の第一印象は視覚、つまり見た目で半分が決まるともいわれています。そのため、髪の毛がボサボサ、洋服のシワが目立つ、無精ひげが目立つなど清潔感のない身だしなみは相手を幻滅させてしまう原因となります。当日は清潔感のある装いで会うようにしましょう。
また年齢や外見の話は控えたほうがよいということですが、これは人によっては傷ついてしまう可能性があるからです。中高年世代になると自虐的に外見や年齢の話をする方も増えます。しかし、中には中高年扱いされるのが嫌という方もいるでしょう。ましてや結婚を意識して会うわけですから、男性は「男」として、女性は「女」として見てほしいという方もいます。そのため、少なくともお互いの性格が把握できるまでは、外見や年齢の話は控えるようにしておきましょう。
中高年世代になると結婚のチャンスも限られてきます。せっかくの出会いをムダにしないためにも、自身でできる対策はしっかりと施しておくことを推奨します。
まとめ
現代の日本は晩婚化の進行、熟年離婚の増加により、中高年世代の婚活が熱くなっています。とは言っても、若年層世代と比べるとチャンスはそうそう多くあるわけではありません。
そのため、これから婚活を頑張る中高年世代の方は婚活サイトの選び方や婚活を成功させるコツなどをしっかりと学んでおきましょう。「残りの人生半分を素敵なパートナーと過ごしたい」という方はぜひ参考にしてください。